No Offence ~good after bud~

眠れない時間の妄想と思考、あくまでも個人的な1億分の1の個人的な破片です。。

あなたはなにもの

NHKのドキュメンタリーをなにげなく見ていたら、

コロナ過の中、環境が変わってしまった状態でデレクタの質問

「あなたは何者になりましたか?」

小学生の子ども、沈黙。

「なにものって、あなたはデレクタでカメラ構えている人はカメラマンって言うことですか?」と疑問を投げかけてくる。

デレクタ

「絶句・・・そ、そういうことです」とやっと答えるのがやっとの様子。

 

哲学を学んでいるのだそうだ。

普通の子どもなのに、とんでもないところにたどり着いてしまった。

「あなたはなにもの」

デレクタはいまだに答えにたどり着いていないといっていた。

 

「あなたはなにもの」

たいていの人は何処にも疑問を挟まず、職業を答える。

あなたは職業があなたを現すことのなか。

あなたの人格は職業なのか。

 

「やいやい、てめーはいったいなにもなんだ?」

拙者か、ただの通りすがりの天下無敵の素浪人!は!

これは身分のことを言っている、のか。

ではあなたは。

「わしゃ、ただのサラリーマンです、かね」

あなた、サラリーマンになりたかったの?

んーんーんー違うなあ。

 

明智光秀という人物。

なにものになりたかったのだろう。

麒麟を捜し求め、あいたかった人。

豊臣秀吉という人物。

ただただ武士の頂点になりあがりたかった人。

 

形、名目ではなくそこに意思のあることが必要なこと、なのだ。

社長になりたい社長では何者という問いに答えられない。

麒麟を連れてくるとか、

誰も見つけていない発見をするとか、

毎日笑って生きていくとか、

毎日人に感謝されて生きるとか、

自分が楽しい事の積み重ねが何者を形成していく。

解き放て、「あなたはなにもの」からののろいを。

あなたはあなたで、なにものでもない。

「あなたはなにもの」と聞いて来る相手こそが、のろいに取り付かれ自身を見失っているのだ。それがあなた自身ならあなたは自分自身を縛り付ける自分自身を解放してあげよう。

「あなたはなにもの」

「わたしはわたし」

それ以上でも以下でもない。

「わたしはわたし」

なにをやっても、どんな仕事でも、あれやこれやでも、

「わたしはわたし」

上から見下ろす人ほど忘れていく。

わたしから違うものになりたがるようで。

かわらないのにね。

馬脚をだしているよ。