コーヒーが冷めないうちに
起きてしまったことは変わらない。
たとえ過去に戻って行動を変えたとしても。
まじか!
パラレルワールドを真っ向から否定する作品。
肯定する作品が多い中で実に新鮮であった。
その場所から動けない前提で過去に変えるってことは、
妄想だとか記憶操作的な解釈で成立しないでもない。
でも未来にも行けるってのが・・・
しかし、過去を考え直して、未来を変えていくことは可能なのだろう。
考え方ひとつで未来はどうにでもなるということ。
行動を起こせば結果が出る、起こさなければ結果は出ない。
ただそれだけ。
どちらが良いとも言えないはず、なのにたいていの作り手は行動を起こすほうを称賛する。なぜか。思考パタンが「しない」より「する」ことによって忘却という安全装置が働きやすいのではなかろうか。こうすればよかったといつまでもぐだぐだ考える習慣が忘却を忘れさせ、やったけど力及ばずだったぜってのが忘却のスイッチかもしれない。後悔しないためには動くしかないという思い込み。動かなくたって後悔しなけやそれでいいわけで、選択肢そのものを忘れてしまえばよい。
今目の前にある問題を考えるのであって過去の分岐点をあれこれ考えても仕方がなわけですよ。
あれ、これ、この作品のテーマと同じだわ。
上からでも下からでも右からでも左からでも答えはおなじ。
より興味のある時間を。
楽しいと思える時間を。
迷っている時間さえもったいない。
コーヒーが冷めないうちに決断を。